アキコ式個別指導塾

お知らせ

適切な「子どもの見立て」とは

学校の先生方からの質問にお答えするシリーズです。今回は特性ある子の指導についてのご質問にお答えします。

「スピード感のある子どもの見立てはどうやってやっているの?」

私たちは民間の個別指導塾として、特性あるお子さんの学力を伸ばすことに力を入れています。

学校は

  • 集団最適
  • カリキュラム優先
  • 評価をする
  • 時間的制約がある

これは集団として子どもを伸ばしていくという学校の制度上、どうしても変えられない部分です。

特性あるお子さんは、まずここが難しい。集団最適にうまく合う(発達段階として無理がかからずカリキュラムを理解できるなど、標準化された学習内容や学習空間に適応可能な層のお子さん)には良いですが、発達の偏りがある場合は、多くのお子さんが困難を抱えることになります。

アキコ式(個別指導塾)では

  • 個別最適
  • 生徒の状態優先
  • 評価しない
  • 時間的制約がないので立ち止まれる

個別指導という形式は、特性あるお子さんにとって学びやすい(目標の設定や環境調整が個別に対応可能)ため、着実に学力を伸ばすことができることが魅力です。

では、民間塾の難しさはどこにあるでしょう。

短期間で成果を出さなければならない

ここが、学校教育と違って、シビアな部分だと考えています。

私たちは保護者さまから授業料をいただいて運営しているわけですから、対価に見合わないと評価されれば退塾されてしまうわけです。そうなると、運営できず、塾を継続できない。学校の教員だった時には「教育の価値は生徒が大人になった時にわかるものだ」などと言っていたこともありましたが、それでは民間塾はやっていけません。短期間(1~2か月)で「成果」を求められるわけです。そのために必要なのは「その子がどんな子なのか(子どもの見立て)」を早期に、適切に、行うことです。その子がどんな子なのか、がわかれば、その子に合った学び方を提案できるからです。

まず、「スピード感のある子どもの見立て」をするための前提として、以下のような子ども理解の素養が必要だと考えています。

  1. たくさんのお子さんに、ある程度「深く」関わる経験をする。
  2. それらのお子さんの保護者さまともある程度「深く」関わる経験をする。

どれだけの関係性をもって「深く」と考えるかは難しい(数値化できない)部分です。しかし、現在学校で勤務されている先生なら、3年以上常勤として勤務され、保護者と密に関わる担任業務などされていれば、十分「深く」関わっていると言えると思います。なぜある程度「深く」関わることが必要なのか。それは、深いかかわりを、一定数経験することで、子どものタイプを自分なりに類型化することができるからです。そして、面談などで保護者さまの話を聞く経験を重ねていくと、保護者さまが課題と感じていることや教育観も類型化することができるようになります。担任業務というのは、本当に価値の高いスキルを養うことができるなと思います。毎日大変なこともあると思いますが、逃げずに向き合っていく、それだけでスキルアップしている、そんなことも先生方にはお伝えしたいです。

私が生徒理解をするために大切にしていることを具体的に挙げると以下のようになります。

本人と会う前に保護者さまからヒアリングを行う

これはマストではないので、できないこともありますが、基本的にはこれが一番大事です。理由は以下の二点

  • 保護者さまは一番近くでお子さんを見ている人物である
  • 教育する上での「価値観」を決める存在でもある

とにかく、保護者さまの課題認識は正しいのです。ここはこれまでの私の経験上ほぼ100%正しい。だからこそ、本人に会う前に課題についてのお話は頂いたほうが良い。本人に会う前に心づもりができるようになるので、これは聞いたほうがいいわけです。そして、保護者さまがどのような教育観で子育てをしているか、してきたか、を把握することも大切です。保護者さまの教育観はさまざまですが、私たちが育てようとしているお子さんは、その各々の教育観の下で育っているわけです。できれば、その範囲から外れないところで、伸ばしたほうが、効率よく伸びていくはず。だからこそ、どんなことを大切にして、そんなことは諦められるのか、そのポイントを把握することは大切なのです。

子どもの「好き」を見つける中で、何が「嫌い」かの判定も行う

私が塾で初めての生徒さんと会うときは「体験授業」であることがほとんどです。学校の先生は「体験授業」なんてないわけです。どんなお子さんでも集団管理の中で出会う。これは本当に大変。それと比べれば、個別対応の体験授業はとても生徒の理解がしやすい。そして生徒の負担感も少ないよう配慮できる。これだけ良い環境設定されているわけですから、個別指導塾の講師はしっかりしないといけない。まずは、学習プリントやりましょう、なんて言ってはいけないわけです。特性あるお子さんの場合、たいてい学校の学習で傷ついていることが多い。だから、この大人は信用できるか、、を判断しているわけで、まずは「好き」は何かを一緒に見つけて楽しむくらいでちょうどよい。信頼関係や安心感の構築をしながら課題を把握していく感覚です。「好き」を提供するから「嫌い」がわかる。この活動には意欲的に取り組むけど、算数のプリントは「やりたくない」それでいいのです。次回は、なぜ算数プリントがやりたくないか、それがわかればなおよい。書字なのか、数の概念なのか、それ以外なのか、算数プリントの何が課題なのかを把握していく。課題把握をしようと、最初に嫌いな学習に取り組ませるのは近道のようで遠回り。「好き」から課題に近づくのが近道。私の場合は、この方法で1か月(1時間×4回)で課題の把握は可能です。

まとめると

保護者さまの子ども観・教育観の理解
本人の安心感の醸成、その上での課題把握

この方法で1か月で生徒の見立ては完了し、どの程度の負荷のある学習をさせていくか、させていけるかを判断、適宜目標は修正しながら、学習に取り組んでいくことが可能です。

ページトップへ