勉強しない子にイライラしたとき、親ができること
「早く宿題やりなさい!」
「何度言ったらわかるの?」
——気づけば、同じ言葉を毎日繰り返していませんか?
親も人間ですから、やるべきことをしない子を前にすると、ついイライラしてしまうのは当然です。
でも、そのイライラが前面に出てしまうと、子どものやる気はさらに遠ざかってしまうことがあります。
今日は、そんなときに試してほしい「気持ちの切り替え方」と「行動の工夫」をご紹介します。
1. まずは、自分の気持ちを落ち着ける
- 深呼吸をする
- コップ一杯の水を飲む
- その場を離れて数分だけ別のことをする
少しの時間でも、自分をクールダウンさせることで、子どもへの言葉がやわらかくなります。
2. 「なぜやらないのか」を探ってみる
子どもが勉強をしない背景には、さまざまな理由があります。
- 疲れている(学校や習い事でエネルギー切れ)
- どこから手をつけていいかわからない
- 目標が遠すぎてやる気が出ない
- 遊びから勉強へ気持ちを切り替えるのが苦手
理由が分かれば、解決策は見つかりやすくなります。
3. 指示より「選択肢」を
NG:「今すぐ勉強しなさい!」
OK:「今と10分後、どっちから始める?」
自分で選べると、「やらされている」よりも「自分で決めた感覚」が持ちやすくなります。
4. 小さな達成感を積み重ねる
- 「この1ページだけ」など、最初のハードルを低くする
- 終わったらすぐに具体的に褒める
例:「漢字を2つ覚えられたね」「最後まで集中できたね」
こうした小さな成功の繰り返しが、自信につながります。
5. 勉強は「命令」ではなく「暮らしの中」に
親が本を読んだり、調べ物をする姿を見せることで、
「勉強は生活の一部」という感覚が自然に伝わります。
6. 親も自分をいたわる
- 自分の好きなことをする時間を確保する
- 気持ちを友人や家族と共有する
- 「完璧な親」を目指さず、8割で十分と考える
アキコ式では、こうした「親子の関係づくり」も大切にしています。
勉強だけでなく、気持ちの面でもお子さんが前に進めるよう、サポートしていきます。