発達特性がある子が安心できる「ルーティン」のつくり方
朝の準備に時間がかかる、急な予定変更でパニックになる…。
そんな経験はありませんか?
実は、多くの子どもにとって、「見通しのある生活」は心の安心につながります。この先やるべきことがわかるということは、大人にとっても生活しやすく安心しますよね。
特に、発達特性がある子どもたちは、「次に何が起きるのか」が分かっていることで、不安が減り、行動もスムーズになることがあります。
おすすめは、「マイルール表」や「時間割」など、目に見える形でルーティンをつくること。
たとえば、
「朝起きたらすること」リスト(イラスト付き)
帰宅後の流れ(おやつ → 宿題 → 自由時間など)
一日のスケジュールをボードに書く
これらがあると、自分のペースを掴みやすくなり、自信にもつながります。
ただし、ルールが「きっちりしすぎる」と逆に負担になることもあるので、ゆとりを持たせるのもコツです。
伊藤家では、学校から帰宅してからや休日の過ごし方の流れが本人の中で決まっているようで、家族の事情によって計画通り進まないと不機嫌になってしまうことも。自分で決めて、自分で疲れちゃうのです。
しかしながら、ルーティンをもつことは親から見たら大変な進歩でした。時間の過ごし方を信用できるようになったから。だから、計画通りに進まない不機嫌があっても、総合的に見たら、ルーティンを決めて実行している生活のほうが家族にとってもありがたい。
試行錯誤して、本人が落ち着く「ルーティン」見つけてみてください。
アキコ式では…
「目で見てわかる」スケジュールや、子どもと一緒に決めた「自分ルールカード」を使って、日常に安心感を持たせています。小さな成功を積み重ねる仕組みで、「できた!」を日々の中に取り入れています。