テスト前、何から手をつければいい?優先順位の決め方
テスト前になると、「どこから手をつけていいかわからない」と子どもが困惑することがあります。中には、「まだ全然やってないのに大丈夫?」と心配になる保護者の方も多いはず。
ですが、ただ“全部やる”のでは成果は現れません。「何を」「どの順番で」取り組むかを考えるだけで、効率も成果も変わってきます。
1.「出る範囲」「出やすい内容」を明確にする
学校から配られたプリントやワーク、ノートをよく見てみましょう。「先生が大事にしている内容」が浮かび上がってきます。
「テストに出るって言ってたところ」「何度も授業で出てきた問題」があるはずです。出題されやすい内容に的を絞るだけで、ムダが減ります。
2.「わかっていないところ」から始める
子どもは、自信のある単元から始めがちですが、本当に必要なのは「苦手の克服」。
「間違えた問題」「授業で聞き逃した内容」「ワークで時間がかかったページ」などに注目し、チェックをつけながら優先順位を明確にすると、学習効果はぐっと上がります。
3. 時間配分と計画で見通しをつくる
「全部終わらせる!」ではなく、「この教科は何日かけてやるか」を決めることで、計画にゆとりが生まれます。
子どもと一緒にカレンダーを見ながら、「今日は英語、明日は数学」など、見通しを持てるだけでも不安が減り、集中力も持続します。
テスト前の学習は、「量」より「戦略」。親がリードしすぎるのではなく、一緒に計画を立てることで、子どもは自分で勉強する力を育てていきます。
「自分で考えて進める」経験が、テストの点数以上に大切な力になります。
アキコ式では、テスト前に一人ひとりと「優先順位の整理」「できる・できないの仕分け」「勉強時間の見える化」を一緒に行います。
生徒には専用の「学習計画シート」を用意し、予定を自分で立て、終わったらチェックを入れる形で“見える達成感”も大切に。
「一緒に考えるけれど、決めるのは自分」だから、やる気と達成力が育ちます。